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篠栗、南蔵院の釈迦涅槃像 [風景画]

篠栗、南蔵院の釈迦涅槃像.jpg
 ここ一ヶ月まともに休みがない。11月12日は半月ぶりに休めると期待したが、仕事で福岡に出張することになった。仕事が終わったらプライベートタイムを楽しむつもりでバイクで出かけた。
 午後二時に任務を果たし帰路、篠栗の「南蔵院」を目指した。スマホのアプリで見当はつけていたが、脇道に入ると道に迷ってしまった。畑に居た妙齢の婦人に南蔵院を尋ねると「この先、ちょっと行って大きな坂を左に登った所ですよ。お参りしてらっしゃい。」と漠然とした答が返ってきた。
 さらに迷いそうなので一旦国道に戻り、流れに乗って走っていると、前方に筑豊ナンバーのスズキ400カタナを発見。
 信号停止したおりに、横付けして「南蔵院はまだ先ですかね?」と声をかけると、道案内してくれると言う。フルフェイスのヘルメットを被っていたが、おそらく20代と思われる正統派ライダーの若者は国道210号八木山バイパスを外れて旧道に入り「南蔵院」の駐車場の入山口まで先導した。
 「この階段を登ったところですよ。」「バイパスを降りて帰りが遅くなってしまって、すみません。」「いいですよ。」一期一会のライダーの親切がありがたい。
 
 篠栗の南蔵院は高野山真言宗の寺院で、境内にある全長41m、高さ11mの釈迦涅槃像はブロンズ製では世界最大らしい。山の階段を登る途中にお堂があり、案内係の女性が控えていたので入山料を払おうとすると、無料だった。お賽銭をお供えして、さらに階段を登りつめると視界が開け、広場に巨大な涅槃像があった。海外からも参詣者が大勢集まっていた。
 涅槃像をゆっくり鑑賞できるように、屋根付ベンチ付の長い休憩室が像と平行して建てられていたので、楽な姿勢でスケッチをすることができた。二時間ほど下絵を描き、着彩にかかったところで5時になり、休憩室を閉じるというので絵を切り上げ、受付所で土産のお守りを求めて家路に着いた。
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