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小石原ダム [風景画]

小石原ダム.jpg
先月初め、「小石原ダム」を見たくて寒い中をツーリングに出かけた。
福岡県朝倉市東峰村の山中までバイクでのんびり走って二時間ほどで到着した。
2016年にダムが着工した頃、バイクで通りがかったことがあったが、2021年に完成した姿を見るのは初めてだった。山中に忽然と現れたダムは圧巻だが、石を積み上げて築堤する「ロックフィルダム」様式なので自然環境に溶けこんでいた。
小石原ダムとアフリカツイン.jpg
ダムの堤頂長は558mあり、堤高138mは九州のダムでは一番高い。
放水口は見たことのない「階段式洪水吐き(カスケード型減勢方式)」を採用しており、環境への負荷を考慮したようだ。
小石原ダム放水側.jpg


最近、年末年始は子や孫の住む名古屋で過ごしている。
今年の元旦も岐阜県海津市の「お千代保稲荷(おちょぼいなり)」を参拝した。
突然お参りの順番を待つ大勢の人たちの携帯が一斉に鳴り響いた。能登半島地震の始まりだった。
社殿が大きく揺れていたが誰も列から逃げようとしなかった。震度4に遭遇するのはこれが初めてだったが、能登で大災害が起きているとは夢にも思わなかった。能登に平穏が訪れることを切に祈ります。

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三十年ぶりの上京 [風景画]

大学時代のクラスの同窓会を初めて開催することになり、三十年ぶりに上京した。
母校近くのレストランで昼の12時半に集合の為、朝8時北九州空港発、9時35分羽田着の便を早くに予約していた。一週間前に集合時間が5時30分に繰り下がったが、東京見物をするつもりでチケットの変更はしなかった。
学生時分4年間東京で暮らしたが、一度も行ったことがなかった浅草観光は外せなかった。
雷門周辺は外国人だらけで仲見世通りは身動きもままならなかった。脇道を通って観音堂を参拝した。
次はスカイツリーまで交通に疎いため歩いて、11時にチケット売り場に並んだ。30分後、券売機にたどり着いたが天望回廊セット券(休日料金3400円)は完売しており、せっかく来たので天望デッキ券(休日2300円)を購入。一番早い予約で午後2時30分となっていた。
お昼の時間帯でスカイツリータウン内の食事処はどこも大行列だったので、いったん外に出て下町風情の中華料理屋に入った。
3時間半かかって念願の天望デッキフロア350から下界を眺めることができたが人が多すぎて落ち着かない。10分も経ずに下りのエレベーターの列に並んだ。
高田馬場のホテルに4時すぎにチェックイン。汗を流したあと母校まで歩くことにした。
昔のままの映画館が残っていたのが嬉しかった。
同窓会は47年ぶりの再会で、互いの変貌ぶりに戸惑ったが、二次会が終わるころには、すっかり学生の頃に戻っていた。10年後の同窓会を楽しみに解散した。
翌日、帰りの飛行機の予約が夜だったので、母校の周りをじっくり散策することにした。
大学一年の時に間借りしていた家は増築して外観が変わっていたが表札は残っていた。
大学2年から卒業まで借りていたアパートは、俳句の好きな一人暮らしのお婆さんが一階に住み、二階に4畳半炊事場付き個室が6部屋と共同トイレがある木造の二階家だったが、庭が広かったので小ぶりのマンションに建て替わっていた。近くの神田川は昔のままだが、馴染みの銭湯、看板娘のいたパン屋、注文してから揚げてくれるトンカツがうまい肉屋、おでん屋、カレー店、スナックは無くなっていた。
歩き回っても昔の面影が見つからず、近くにあった肥後細川庭園に入った。
朝の散歩に来たのか、仲良くベンチに腰かけていた老夫婦に声をかけた。
「昔このあたりに『新江戸川公園』があったと思うのですが?」
「ここがそうですよ。」
名前も変わり整備されているが昔の面影が残っていて嬉しかった。
肥後細川庭園(新江戸川公園).jpg
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猛暑の秋吉台 [風景画]

残暑のはずだが、厳しい暑さがいつまで続くのだろう。
就寝前に30°に設定したエアコンは、朝になっても動き続けている。

先週、盆休みの代休を一日だけとることができた。
妻がオフだったら一緒に冷房の効いた映画館に行くところだが、一人で家でくすぶるのはもったいない天気だった。
猛暑の中、ツーリングするなら山、長時間の運転は回避、未だスケッチをしていない観光地、から絞り込んで秋吉台へ行くことにした。
平日で車が少なく、一般道を走って二時間ほどで目的地に到着した。
秋吉台は山口県美祢市の中・東部に広がる面積130㎢、標高200~300mのカルスト台地だ。
北九州市の観光スポットの平尾台(面積12㎢)と比べて、秋吉台がカルスト台地で日本最大規模を謳うことに納得する。
秋吉台展望所では夏休みの家族連れや外国人の団体旅行者が絶えなかった。木陰で約二時間、スケッチを描いたあと、少しだけ散策したが、帽子を忘れていたので熱中症になる前に帰路についた。
帰宅してからの風呂上りのビールは最高だった。
(この日の走行距離150㎞)
秋吉台.jpg
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鹿児島の御池 [風景画]

5月のツーリングで阿蘇根子岳をスケッチしたあと宮崎県えびの高原で一泊し、さらに鹿児島県霧島温泉で一泊した後、御池で高千穂峰をバックにスケッチをした。絵を描き上げたあとは高原ICから高速に乗り、東九州自動車道を5時間ノンストップで走って帰宅した。新田原の近くを走っているとき、「頭上注意」の標識が気になり、意味を考えていると、いきなり轟音とともに航空自衛隊のF2戦闘機二機が頭上を横切ったので驚いた。新田原基地に着陸するところに出合えてラッキーだった。この時の迫力を妻に語っている時、私が「シンデンバル」と呼んでいる間違いを妻が指摘した。「ニュータバル」は洒落ていると思った。
御池より高千穂峰を望む.jpg

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阿蘇、根子岳 [風景画]

ゴールデンウイークは休みなく働き、代休を利用して二泊三日のソロツーリングを楽しんだ。平日だったので観光地も道も混んでいなくて幸いだった。
根子岳.jpg
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ネモフィラ [風景画]

黄砂が九州に降り注ぐシーズンになると、私の気管支喘息が悪化して憂鬱になる。
先々週のオフの日、快晴で遠くの空は濁っていたが、暖かくなってきたので、今年初めてのスケッチに出かけた。
福岡市の「海の中道海浜公園」の1200万本のネモフィラが見ごろだという。
この公園には子供達が幼児の時から小学生の頃まで度々来たが、30年以上のブランクがあったので整備が行き届いた2.6㎢の広大な公園となっていることに驚いた。
平日なのに日本人ばかりか大勢の外国人観光客が訪れていた。
海の中道公園のネモフィラ.jpg

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九州国立博物館 [風景画]

 10月12日水曜日、天気快晴、仕事はオフ。妻は出勤。絶好のツーリング日和だった。
 この日、大宰府の九州国立博物館で始まるポンペイ展へと向かった。
 平日だからか初日でも混雑はなく、展示物をじっくり鑑賞することができた。

 「西暦76年のある日の朝、イタリアのヴェスヴィオス山の噴火が始まった。火口から約10㎞離れたポンペイには、昼過ぎから11時間にわたって大量の灰や軽石が降り注いだ。街から脱出するものもいれば、家の中に逃げ込む者もいた。だが次第に、噴出物の重みで家々の屋根は落ち、残った者は閉じ込められていく。翌朝には高温の火砕サージと火砕流がポンペイにまで到達し、街の全ては死に絶えた。」

 ポンペイで発掘されたブロンズ製の水道のバルブの精巧さに唸った。そのころの日本は弥生時代だ。  
 金貨、銀貨、装飾品、ガラス瓶、ブロンズ製の医療器具や調理道具、大理石やブロンズの彫像、フレスコ画、モザイク画、など120点の出土品からポンペイの文明と繁栄を偲ぶことができた。
 帰路はツーリングを楽しむために、都市高速を使わず一般道を走った。
九州国立博物館、ポンペイ展.jpg

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響灘緑地より皿倉山を望む [風景画]

30年前、北九州市若松区に響灘緑地(通称グリーンパーク)が開園した。196ヘクタールの敷地にカンガルーなどの動物とふれあえる広場やサイクリング道路が整備された市内最大の自然公園だ。
当時の愛車「シャリオ」に子供用自転車2台と三輪車を積み込み、さっそく遊びに行った。
長男、長女は乗り慣れた自転車で勢いよく漕ぎ出した。
我々夫婦と二男はレンタサイクルでその後を追った。外周りコースは一周6.8キロメートルあり、サイクリングターミナルのスタート地点にようやく戻った時、当時8歳の娘の姿がなかった。
妻に11歳の長男と6歳の二男を見守らせ、私は娘を捜すべく再び外回りコースを自転車で飛ばした。
中間地点で人だかりが見えた。迷子の娘を心配した大人たちが囲んでいた。
兄と競うように走っていた娘が、脇道に自転車を停めて草花を摘んでいたのに気づかずに親が通り過ぎていた。娘がその場を動かなかったことは賢明だった。
周りの人々に私が父親であることを名乗りお礼を言った。
娘が無事でほんとうに良かった。
響灘緑地.jpg
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下関市、一ノ俣桜公園 [風景画]

閑静な水没林の間を鯉が泳ぐ景色に出会いたくて、一ノ俣桜公園へツーリングに出かけた。
防災ダムで小川をせき止めて出来た池に、杉林が水没して立ち枯れていた。
水没林の間に様々な錦鯉が泳ぎ、池の畔には鯉の餌を売る無人の小屋や簡易トイレが設置されていた。
私がスケッチをしていると子連れの夫婦や若いカップルが数組来たが、数十分もすると見飽きて帰っていった。桜の季節ならまだしも、今の時期は山をバックにした景色しか楽しめない。
絵が完成するまで2時間ちょっと風景に溶けこんでいると、風がそよいで池にさざ波がたったり、光の加減で景色が様々に変化するので退屈しなかった。
一の俣桜公園.jpg

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積算計が77777.7km [風景画]

和布刈神社.jpg                              
6月10日にアフリカツインの車検が済んでから最初のツーリングは快調だった。
7月14日にバイクの積算計が77777.7kmになったところで記念撮影をした。
これだけ7が並ぶと何か良いことがあるのではと期待した。
その二日後、仕事を終えてバイクで帰ろうとすると、エンジンの吹き上がりが悪い。
エンジンが停止しないようにスロットルを調整しながら走るうちに調子が戻った。
さらに四日後の帰宅時には、走行中にエンジンが止まってしまった。
幸い我が家のすぐ近くまで来ていたので、バイクを押して帰った。燃料は十分あるのに何度セルを回しても発火しなかった。
翌朝もエンジンが全く反応しないので、燃料ポンプに問題があると思いバイク店に引き上げを頼んだ。
次の日の朝、ダメもとでセルを回すとエンジンが動いた。バイクの引き上げ料金4400円が助かるので、不安を抱えながらバイク店へと走った。
昨日預けていたアフリカツインの修理がやっと完了した。
原因はキャブレターのオーバーフローだった。フロート、マニホルド、シールド等を取り換えてオーバーホールしたおかげでエンジンの調子が戻った。
車検費用110000万円にキャブレターの修理代64000円、古いバイクは維持費がかかるが愛おしい。

(和布刈神社)
7777.7㎞.jpg
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