ボンドカーに採用されたマスタングマッハ1 [車の絵]
アメ車ではマスタングが一番好きだ。映画「007ゴールドフィンガー」で、ボンドが乗るアストンマーチンDB5とスイスの山道で絡むシーンに、発売されて間がない1963年式マスタングコンバーチブルが登場した。英国車とアメ車の対決だが、両車とも強く印象に残った。映画「ブリット」のカーチェイスで有名になった1968年型の新型マスタングは旧型をリファインしたデザインだったが、まさに「野生馬」のイメージだった。
映画「007ダイヤモンドは永遠に」でモデルチェンジしたばかりの1971年式マスタングマッハ1がボンドカーとして登場した。大きくなったボディにコンパクトカーのイメージは消えていた。そのマッハ1がラスベガスで繰り広げるカーチェイスは映画の見せ場だったが、気がかりな点がひとつあった。
パトカーに追われて路地に逃げ込むボンドとボンドガールの乗る真っ赤なマッハ1。路地の先は一段と狭くなり、通り抜けるのは無理のようだ。ボンドは道路際の段差を利用して、マッハ1の左側を宙に揚げて片輪走行でビルとビルの隙間を走り抜けた。車内のボンドたちが会話を交わすところで唐突に傾きが逆になる。ビルの隙間を抜けたときは、マッハ1は右側を揚げた片輪走行になっていた。どうしてこうなるの、と腑に落ちなかった。
最近読んだ映画の解説書で真相が分かった。映画会社のスタッフがこのシーンを製作中、マッハ1がビルの谷間からでてくるシーンは何とか撮影できたが、最初の片輪を揚げるシーンは何度やっても失敗していた。そこで有名な旅回りのスタント芸人が起用された。ビルの隙間に突入するシーンの撮影には成功したが、スタッフが考えていたのとは車の傾きが逆になっていた。そこでつじつまを合わせるために、社内のシーンが挿入されたのだった。大きなマッハ1でスタントをすることが困難なことがよくわかった。
映画「007ダイヤモンドは永遠に」でモデルチェンジしたばかりの1971年式マスタングマッハ1がボンドカーとして登場した。大きくなったボディにコンパクトカーのイメージは消えていた。そのマッハ1がラスベガスで繰り広げるカーチェイスは映画の見せ場だったが、気がかりな点がひとつあった。
パトカーに追われて路地に逃げ込むボンドとボンドガールの乗る真っ赤なマッハ1。路地の先は一段と狭くなり、通り抜けるのは無理のようだ。ボンドは道路際の段差を利用して、マッハ1の左側を宙に揚げて片輪走行でビルとビルの隙間を走り抜けた。車内のボンドたちが会話を交わすところで唐突に傾きが逆になる。ビルの隙間を抜けたときは、マッハ1は右側を揚げた片輪走行になっていた。どうしてこうなるの、と腑に落ちなかった。
最近読んだ映画の解説書で真相が分かった。映画会社のスタッフがこのシーンを製作中、マッハ1がビルの谷間からでてくるシーンは何とか撮影できたが、最初の片輪を揚げるシーンは何度やっても失敗していた。そこで有名な旅回りのスタント芸人が起用された。ビルの隙間に突入するシーンの撮影には成功したが、スタッフが考えていたのとは車の傾きが逆になっていた。そこでつじつまを合わせるために、社内のシーンが挿入されたのだった。大きなマッハ1でスタントをすることが困難なことがよくわかった。
2010-06-29 17:56
nice!(2)
コメント(2)
はじめまして、こんばんは。マッハ1かっこいいですね。
DB5も、どちらも大好きです。
by POP (2010-07-03 20:32)
POPさん、コメントありがとうございます。オフロードもGTRも乗りこなすお医者さんは異色ですね。文才もおありのようで、読んでいて引き込まれます。これからもPOPさんのブログを楽しみにしております。
by yuzman1953 (2010-07-04 01:48)