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響灘緑地より皿倉山を望む [風景画]

30年前、北九州市若松区に響灘緑地(通称グリーンパーク)が開園した。196ヘクタールの敷地にカンガルーなどの動物とふれあえる広場やサイクリング道路が整備された市内最大の自然公園だ。
当時の愛車「シャリオ」に子供用自転車2台と三輪車を積み込み、さっそく遊びに行った。
長男、長女は乗り慣れた自転車で勢いよく漕ぎ出した。
我々夫婦と二男はレンタサイクルでその後を追った。外周りコースは一周6.8キロメートルあり、サイクリングターミナルのスタート地点にようやく戻った時、当時8歳の娘の姿がなかった。
妻に11歳の長男と6歳の二男を見守らせ、私は娘を捜すべく再び外回りコースを自転車で飛ばした。
中間地点で人だかりが見えた。迷子の娘を心配した大人たちが囲んでいた。
兄と競うように走っていた娘が、脇道に自転車を停めて草花を摘んでいたのに気づかずに親が通り過ぎていた。娘がその場を動かなかったことは賢明だった。
周りの人々に私が父親であることを名乗りお礼を言った。
娘が無事でほんとうに良かった。
響灘緑地.jpg
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ハマコウ

小さな子を心配して多くの人が集まってくれる社会であり続けてほしいと願います。

by ハマコウ (2022-10-01 05:30) 

yuzman1953

ハマコウさん、こんばんは。
わが子からほんの少し目を離したばかりに大事に至ることもありますので、善良な大人たちの見守りが嬉しかったです。
by yuzman1953 (2022-10-02 01:37) 

老年蛇銘多親父(HM-Oyaji)

私も、名古屋に住んでいた時、東山動物へでちょっと目を離したすきに息子がいなくなり大騒動となったことがあるので、お気持ちはよくわかります。

ただ、私の場合は、迷子として保護される前に発見に至ったので、他の人にご心配をかけることはなかったのですけど、子供の方はかなりショックだったのか、以後は本人も親の動向に目を光らせるようになり、今思えば良い思い出の一つになっています。


by 老年蛇銘多親父(HM-Oyaji) (2022-10-07 22:58) 

yuzman1953

老年蛇銘多親父さん、こんばんは。
娘が迷子になったのは、この時が二回目でした。
最初の迷子は、娘が4歳の頃で、場所は福岡市の「よかとぴあ博覧会」の広大な会場でした。大群衆の中を夫婦で必死に捜している間に、娘は迷子センターで保護されていました。
by yuzman1953 (2022-10-08 23:34) 

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