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若戸大橋 [風景画]

若戸大橋.jpg
今月になってやたらと雨の日が多い。16日に妻の母親を見舞うために、千葉市、名古屋市、東海市、北九州市の各地から家族が豊岡市に集った。総勢9名の大所帯で実家に泊まっては迷惑だろうと夜は城之崎温泉に宿を予約していた。高速道路利用組は予定時間に妻の実家に到着したが、大阪駅からJR福知山線特急列車に乗った娘夫婦が大雨の為宝塚駅で足止めされてしまった。午後3時には実家に全員揃う筈が午後5時になっても特急列車が宝塚駅に停車したままだという。
 結局安全が確認できないという理由で、列車は大阪駅に折り返すことになり、降ろされた乗客はJR西日本の負担でタクシーで目的駅に送ってもらえることになった。目的駅別に乗客を振り分け、タクシーを集める手筈となった。駅のタクシー乗り場は悪天候で乗車待ちの長蛇の列が出来ていたので、駅の外でJR職員がタクシーを拾って駅に誘導しようとするが、宝塚駅周辺はタクシーが少ないらしい。娘との携帯がなかなか通じないので、レンタカーを借りてはどうかと伝言を入れた。
 娘夫婦以外は予定より一時間遅れて6時に旅館に入ったが、7時からの会食時間を延ばすわけにはいかない。旅館のスタッフが遅れてくる二人の料理の鮮度を心配していると、娘から連絡があり、レンタカーを借りることが出来たという。私たちがご馳走を堪能して外湯に繰り出し、城之崎温泉の情緒に浸っている頃、娘たち夫婦は豪雨で視界不良の暗い国道(酷道)を疾走する恐怖と闘っていた。
 9時40分ようやく娘夫婦が宿に着いた。孫たちが寝たあとで酒宴が続いた。
 夜中に、激しい雷雨の音に何度も目が覚めた。 
 翌日、私たち夫婦は西へ、子供や孫たちは東へ帰っていった。午後7時に帰宅して子供たちに無事を知らせる電話をしてわかったことだが、子供たちは帰路、福知山市内で橋が水没して国道が通れず、迂回したり渋滞にあったり、大変な目にあったらしい。各地の豪雨被害の報道から、私たちの旅行が無謀であり、運が良かったと思った。

 昨日のオフは雨が降らなかったので、久々にバイクでスケッチに出かけた。
 若戸大橋は北九州市の若松区と戸畑区を結ぶ全長627mの吊橋で、1962年の完成時は東洋一の吊橋と宣伝され地元ではお祭り騒ぎとなった。小学3年生だった私は父に連れられて橋を渡り若戸博覧祭を楽しんだ。
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老年蛇銘多親父

中国、四国の大雨の時に、渦中の場所へお出掛けとは大変だったですね。
無事帰れとこと、幸いです。

若戸大橋、確か北九州市誕生の記念切手図柄になってましたよね。
今でこそ関東にはレインボーブリッジや横浜ベイブリッジがありますが、
当時は、そんな大きな橋はなく、北九州は凄い所だと思っていました。

by 老年蛇銘多親父 (2014-09-01 07:57) 

yuzman1953

老年蛇銘多親父さま、こんばんは。
今年の夏の異常気象は地球の温暖化が影響しているのでしょうか。だとしたら、来年の夏もおかしくなるかもしれませんね。もう雨は十分です。

若戸大橋が切手になってたなんて北九州市に住んでいながら知りませんでした。老年蛇銘多親父さまは何にでも詳しいですね。

by yuzman1953 (2014-09-11 01:28) 

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