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平戸、寺院と教会の見える風景 [風景画]

 北九州市に住んで63年になるが、伊万里、佐世保あたりから西北は足を踏み入れたことがなかった。
 5月の連休後、娘の帰省中に、妻と私の休みが一日だけ重なったので、3人でドライブに出かけた。
 妻は近場を望んだが、私は平戸に行きたかった。遠藤周作の「沈黙」をマーチン・スコセッシが監督、脚本、製作した映画を昨年鑑賞したとき、キリシタンに興味が湧いた。長崎や天草は何度も行ったが、平戸方面は未知の世界だ。
 「平戸には何がある?日帰りは無理よ。」と渋る妻に「教会がある。美味しい海の幸もある。高速を走れば早い。」と懐柔。
 3時間半かけて平戸に到着、海鮮料理を堪能したあと観光を始めた。観光ガイドに記載された見所が予想外に多く、陽が陰るまで駆け足で回った。
 平戸城で管理人がボランティアで展示物の説明をしてくれた時に感じたのだが、平戸は長崎をライバル視しているようだ。日本で最初にビールを醸造したのは平戸に上陸したイギリス人だった。カステラは400年前に最初に平戸に伝来した云々。(カスポールの商標で再現したカステラは美味だった。)
 平戸観光は日帰りするには勿体無かった。
平戸、寺院と教会の見える風景.jpg
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老年蛇銘多親父(HM-Oyaji)

仏教寺院とキリスト教会が何の違和感もなく共存し、調和を奏でている絵の風景、宗教に寛容な日本ならでのものだな思いながら見させていただきました。

ビールやカステラの伝来は、平戸だった。
長崎の出島に商館が移ったのは江戸期のことだし、ビールやカステラは戦国期には献上品などとして存在したとの話を聞いたことがあるので、平戸の方が古いというのは当然。
しかし、近世海外交易というと長崎の出島のほうが有名なので、平戸の方々が長崎をライバル視する気持ちも理解できますね。

鹿児島住んでいた時、長崎・平戸には九州にいるうちに行っておきたいと、旅行の手配までしたのですけど、行く直前に長崎を集中豪雨が襲い直前キャンセルとなってしまったこともあって、この記事を読ませていただき、再びリベンジを果たしたいという気持ちが湧いてきました。


by 老年蛇銘多親父(HM-Oyaji) (2018-08-06 16:07) 

yuzman1953

老年蛇銘多親父さん、こんにちは。
確かに日本は宗教に寛容ですね。私が小学生の頃、2歳違いの姉が教会のイベントでお菓子を貰ってきて、キリスト教を知りました。お付き合いで教会に足を運んだことが五、六回ありますが、入会を考えたことはありません。賛美歌を一緒に歌うのが苦手です。


by yuzman1953 (2018-08-07 10:23) 

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