ホンダCB750FOUR(K2) [バイクの絵]
私が高1の頃、国産バイクの王者はホンダCB450で、めったに拝むことはできなかった。
そんな時、義父が中古のCB350を会社の集金用に12万円て買ったので、私は郵便局員の叔父から貰った払い下げ原付バイクに満足しているわけにいかなくなった。自動二輪の免許を取得すると学校が終わるのが待ちきれないくらいCB350に夢中になった。二つ違いの弟もバイク好きになった。高1の春休み、中2の弟と北九州から大阪の親戚の家までCB350でタンデムツーリングをした。
その頃、弟は発売したばかりのCB750FOURに一目ぼれしていた。新車価格は385000円で、1969年の大卒初任給(公務員)が27906円だったことを考えると「夢のまた夢」のバイクだった。弟は程なく牛乳配達のバイトを始めた。雨の日も嵐の日も雪の日も、夜明け前に仕事に出て、学業とバイトを両立させながら金を貯めた。高2になった弟は、自動二輪の免許を取り、念願のホンダドリームCB750FOUR(K2)のオーナーになった。シルバーのタンクカラーが眩しかった。
2021-04-23 22:39
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コメント(6)
お〜 カッコイイ
名車ですよねぇ
by (。・_・。)2k (2021-04-24 01:16)
ポンポンの街、浜松はいつもミニバイクで賑やかでした。
このごろは、道を走る二輪車が少なくなって寂しくなっています。
オートバイが若者の憧れだった時代が懐かしいですね。
by ハマコウ (2021-04-24 10:31)
2kさん、こんばんは。
私の弟はその後CB750Fに乗り換えて、CB750FOURの制動力不足やエンジンの低レスポンス、コーナリングの取り回しにくさなど、至らない点に気づいたそうですが、完璧じゃないほうがバイクは楽しですよね。
by yuzman1953 (2021-04-27 01:04)
ハマコウさん、こんばんは。
昨年の11月に、東海市の娘に会いに行ったのですが、日帰りで浜松の本田宗一郎記念館、ヤマハミュージアムを見学しました。お昼はゲンコツハンバーグを堪能しました。浜松で二輪車が少なくなるとは、日本は大丈夫かと心配です。
by yuzman1953 (2021-04-27 01:13)
ンダCB750FOUR、私にとっても懐かしいバイクです。
当時のバイク仲間の友人の一人は、5年ほど前若き日の思いが嵩じて今や骨董的な存在となったこのCB750FOURをとうとう手に入れ、復元して大切に乗っているほど。(私も現物を見て、若き日の元気をもらってきましけど)
ところで750、ローギヤで最高何キロでるか、当時馬鹿な知り合いが試してみたところ90㎞まで引っ張れたとのこと。
エンジンを分解したときのメカニカルな感動は、DOHCのCB450のほうが上だけど、この日本の大型バイクの元祖の存在は忘れることができません。
by 老年蛇銘多親父(HM-Oyaji) (2021-05-07 16:42)
老年蛇銘多親父さん、こんばんは。
高3になると、バイク仲間は普通車に興味が移っていきました。
バカ息子の私も受験勉強に集中するために早く普通免許を取りたいと母親を説得し自動車学校と高校の二股通学をし、18の誕生日に仮免許を取得しました。弟のお宝のCB750には遠慮もあり、あまり乗る機会はありませんでしたが、そのパワーは乗り慣れたCB350と次元が違っていました。
by yuzman1953 (2021-05-09 00:50)